人材育成
当協会は、代表理事ごあいさつにありますように、伝統的なファッション手法に最先端技術を融合して開発された様々な素材、製品の制作方法や、それらを販売促進するための表現方法の普及・振興、さらにはそうした技術を習得した人材を育成することで新しい形態の繊維・生活産業の実現を目指し、社会全体に貢献することを目的として設立されました。 このため、当協会では目下とくに人材育成に力を注いでおり、『モノづくり編』『ビジネス編』『サービス編』の3つのカテゴリで、新旧さまざまなツールを駆使して活躍する人材を育成するための 「デジタルファッションクリエイター育成講座」を順次開催しています。
デジタル3Dツールの優位性とデジタルファッションクリエイターの今後
デジタル3Dツールでは、3Dから2Dに展開することができるので、パターンの知識がそれほどなくても、思い描いた理想のデザインを形にすることができますし、時間も短縮できます。顧客のニーズにあわせた多品種少量生産のビジネスモデルに最適なツールだと言えるでしょう。
また、試着シミュレーションにより着圧を視覚化し、それに合わせてパターンを変えていくことで着心地も向上させることができます。コスト削減だけではなく、新しいベクトルでのクリエイションが始まるのです。さらに、規格統一が容易でセキュリティが担保されることも優位性の一つだと言えるでしょう。
デジタルファッションクリエイターは、素材から製品に至るまでのすべてを学び、素材を生かした設計・表現ができるこれからのクリエイターとして活躍の場は今後ますます広がっていく事でしょう。